ゲームが教えてくれたこと

ゲームって最近では、eSPORTSとかで市民権を得てきた気がしますけど、まだまだ一般的には「時間の無駄」「ゲームしてる子は賢くならない」って思われている部分はあると思います。
私の親はまさにそのタイプで、子どもの頃はよくゲーム機を没収されたりしていました。

しかし、ゲームってマイナス面ばかりじゃないんですよね。
これはゲームに登場する英語が読めるようになるとか、プログラミングがわかるって話じゃなく、もっと社会生活で重要なことを私はゲームに教えてもらいました。

私が大事なことを教えてもらったのは、このゲーム

私が高校生の頃、学校ではカプコンから発売されている『モンスターハンター』というゲームは流行っていました。
このゲームはプレイヤーが操作するキャラクターに武器や防具を装備させて、恐竜みたいな『モンスター』を狩りに行くという趣旨のゲームです。
倒したモンスターから素材の『剥ぎ取り』を行い、剥ぎ取った素材を使って、さらに強力な武器・防具を作成し、キャラクターを育てていきます。

なかなか倒せないモンスターが居た

私はゲームは好きなのですが上手ではないため、序盤に登場するモンスター『イャンクック』がなかなか倒せませんでした。
周りの友達がどんどん先に進んでいく中、装備を現状で用意できる一番良い装備に変更してからも、何度もイャンクックに挑みましたが、なかなか倒せません。

というのも、この"モンスターハンター"というゲームは、ゲームでよくある『敵の体力ゲージ』が表示されません。
攻撃しても攻撃しても全然モンスターが弱らず、自身が一体どれほどまでに相手を追い込んでいるのかわからないのです。

そうこうしているうちに、自身の体力が先に無くなり、村に送り返されるというのが続きました。

しかし、ある時、やっとの思いでイャンクックを倒すことが出来たのです。
何かコツを体得したわけではありません。
ただ何度も挑み、繰り返す中で、たまたま自身の体力が尽きる前にイャンクックの体力を削りきることが出来たのです。

たった1度の"たまたま"の勝利がもたらしたもの

私がイャンクックを倒せたのは、今振り返っても"たまたま"でした。
しかし、この『1度でも倒せた』という経験は大きく、イャンクックの素材を使った武器・防具を作るために、さらに素材を集めようと、もう1度挑んだら簡単に倒すことが出来ました。
私は1度倒したことで、"自信"を得ていたのです。

メンタル的な話ですが、どんなことでも『自分は出来る!』と自信を持っていなければ、出来る事でも出来なくなってしまったり、逆に自信を持って挑めば能力を最大限に発揮することが出来ると思います。
社会生活とは違って、ゲームは失敗しても良い場所ですから、私はゲームを通じて"自信を持つ"ということの大切さを学ぶことが出来ました。

ただし、自信は自分を信じるということであって、高慢になることとは違います。
自分の意見を無理に押し通して、他人の意見に耳を傾けないのは、ただの高慢です。

『自分にはやり遂げる力がある』と自分で自分を認めてあげる事で、人間は自分で設定した限界を超えていけるのだと思います。

ちなみに、イャンクックを倒した後、リオレウスでも同じことを経験しました。

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