IT業界は給料が高い?実際の所どうなの?

はい、皆さんの気になる給与の話です。
私はIT系の仕事をしておりましたので、その経験も踏まえてお話します。

IT業界とは

今回のIT業界とは、比較的広い範囲でとらえています。
・ハードウェア販売
・インフラ構築
・ネットワーク構築
・ソフトウェアベンダー(自社パッケージソフトがあって、それを販売している会社)
・システムインテグレータ(SIer:企業や自治体などから「こういうシステムが欲しい」と依頼を受けて、お客様向けに専用システムを開発する会社)
・WEB制作
・WEBメディア運営
・ITコンサルティング&WEBマーケティング

IT業界は給与が高いのか?

IT業界の給与は高いかということですが、業界全体を通してみた時には、比較的給与が高い仕事が多いと思います。
IT業界は人手不足の状態が続いており、そのために求人単価が高くなっています。
人手不足の会社が問題を解消するために、IT化を推進しようとしているのに、そのIT業界も人手不足ってね・・・。

派遣会社にもIT系求人があり、事務職などと比較すると、時給は格段に高いです。
やはり、専門的な知識を必要とするため、その分応募者が少なく、単価が高めに設定されていると考えられます。

また、ソフトウェア系&コンサルティング系は「仕入れがない」「在庫を抱えない」という点から会社が利益を出しやすく、会社の経費のほとんどを人件費に回すことが出来ます。

しかし、業種によって給与はマチマチで、ハードウェア販売、ネットワーク構築、WEB制作系は給与が高い会社は少ないと思います。
ハードウェア販売、ネットワーク構築は仕入れがあり、仕事の単価が高くないのと、WEB制作系も1つ1つ顧客ごとに異なる物を作る必要があるわりに単価が低いため、会社が利益を出しづらいです。

IT業界は本当に人手不足なのか?

さて、IT業界の人手不足問題ですが、これには特別な事情があると思います。

正直、私の体感ではIT系求人の倍率は低くはないと思います。
つまり、肉体労働系の仕事が叫んでいる「人手不足」とIT業界の「人手不足」は本質的に違うということです。
現場系の仕事は「きつい」「危険」などのイメージから、求人を出しても応募が来ない。ということに悩んでいます。

対して、IT業界の人手不足は「能力が要件に満たない」という点で、応募自体は多数あるものの、採用出来る人が居ない。という状況となっています。
そのため、安易にIT業界=「給料高くて、人手不足」と思って飛び込んでも、職にありつけない可能性が高いわけですね。

IT業界の求める技術レベルは年々上がっており、IT業界で働きたいなら、しっかりと学んでから転職する必要があります。

プログラミングを学ぶなら?

プログラミング学習にはいくつか手段があります。

独学

自分で書籍などを読んで勉強する方法です。

専門学校

専門学校に通って、学んでから就職を目指す方法です。
専門学校の場合、仕事との両立が難しいので、社会人には不向きですが、これから進路を決める学生にとっては、確実性が高いです。
専門学校は独自の就職先ルートも持っていますから、就職もしやすいでしょう。

プログラミングスクール

社会人がプログラミングを学ぶならプログラミングスクールがオススメです。
というのも、私もそうですがプログラミングを学び始めた時に、「サンプルを入力すれば、確かにプログラムは動く。でも、これがどうしてExcelのようなソフトになるのか、どうしてFacebookのようなサービスになるのか全く想像できない。」という状況に陥ります。
足し算などの部分的なプログラムは動いても、プログラム全体で1つのソフトとして機能するところまで、手順が想像ができないんですね。
やはり、このレベルに到達するまでは誰かに教えてもらうのが絶対に良いです。

いくつかプログラミングスクールをご紹介します。
プログラミングスクールといえば【RUNTEQ】
WEBエンジニアに必要な知識を学べるカリキュラムが用意されています。
WEBエンジニアは今特に人気のある職種なので、オススメです。
インターネットが当たり前のように普及した現在では、WEBサービスは広く普及し、今後もWEB化の流れは続いていくと思いますので、将来性も十分あります。

Javaを基礎から学んで手に職がつくウズウズカレッジプログラミングコース
こちらはJavaを学べるプログラミングスクールです。

Javaは様々な環境で動くプログラムです。
プログラムには『実行環境』というのがあって、この言語はPCでは動くけど、スマホでは動かないなどの制約があったりします。
だから、1つの言語だけでなく、複数言語を扱えるプログラマーが居るんです。
しかし、JavaはPCでも動きますし、スマホでも動きますし、炊飯器や冷蔵庫の中でも動くというマルチな活躍をします。

さらにJavaはオブジェクト指向型言語であり、Javaを学ぶのではなく、Javaを使って『オブジェクト指向』を学べるという所がメリットが大きいと思います。

このウズウズカレッジでは、そのJavaを学ぶことができ、一人一人に合わせたオーダーメイドの学習プログラムを組み立てます。
さらに料金もプログラミングスクールの中では安い方ではないかと思います。

月2万円の定額制プログラミング教室テックジム
こちらはPythonやRubyを学べるスクールです。
PythonはAI関連の分野で使われている言語ですし、Rubyは日本で活発に扱われている言語で、どちらも人気の言語ですね。
特にRubyは日本語の資料が多いので、スクールであらかた学んだ後の自己学習もしやすいのではないでしょうか。

また、こちらのスクールは「じゃんけんゲームを作る」など、実際に動作するソフトを作る内容になっていますので、サンプルのプログラムがどのように数字や文字データを使ってソフトとして動作しているか学ぶことが出来ます。
料金もこの中で最安です。

IT業界の闇

さて、IT業界の闇についても触れておかねばならないと思います。
よく「長時間労働」「サービス残業」「納期に追われる」など言われますが、実際はそんなことはないです。
ソフトのリリース前には長時間の残業が発生することもありますが、それが常態化しているわけではありません。
ただし、システムインテグレータやWEB制作系は、1案件の期間が短いため、納期に追われるという状況は発生します。

また、ソフトウェアベンダーでは、今人気のWEBサービスは『1度動き出したら止められない』ということが問題になっています。
主に開発は複数名で行いますが、誰かが適当なコードを書いていると、それが後々ボディブローのようにシステムに問題を発生させます。
パッケージソフトなら、修正パッチや次のバージョンに移行することで作り変えることが出来ますが、WEBサービスはなかなかそうもいきません。

ソフトウェアベンダーは既に退職した誰かが書いたぐちゃぐちゃのコードをひたすら修正していく作業に手を焼いている会社が多いです。

なので、自分がプログラムを書けるのは当然で、その上で人の書いたコードを読める力が求められます。

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