現代ではグローバル化が進み、日本の会社なのに、社内公用語が英語という会社も現れました。
英語が国内でも頻繁に利用されるようになった昨今でも、社内公用語を英語に出来る企業は多くなく、日本語の中にビジネス用語として英語が登場するような状態です。
会社で話をしていると、上司や先輩が日本語の会話の中に唐突に織り混ぜてくる謎カタカナビジネス用語
なんかルー大柴っぽくてクソダサいけど、意味を知らないと馬鹿にされるので、一応意味は知っておこう!
MTG
「会議」
ミーティングを略した物です。良い感じにダサいですね!
アジェンダ
「議題」
会議の席でよく出てきます。議題を紙にまとめた物もアジェンダと呼ばれます。
使い方
「今、お手元にあるのが本日のアジェンダです。」など
レジュメ
「発表内容をまとめた物」
講演会などでよく出てきます。
アジェンダが議論する内容であるのに対し、レジュメは拝聴する内容です。
使い方
「本日の講演のレジュメをご覧ください。」など
プライオリティ
「優先度」
重要度でもあるのかもしれませんが、優先度です。重要という意味とはき違えて使っている人も居るので、プライオリティ高いって言われたら、真っ先に済ませて、ダブルチェックしておきましょう。
使い方
「それ、プライオリティ高いから、今週中に資料作って一回見せてね。」
エビデンス
「証拠」「根拠」
エビ料理の一つかと思ったら、違うんですよ。
資料や発言の確実性が薄い時、疑われている時に使われます。
使い方
「このグラフのエビデンス出してよ。」
コンセンサス
「合意」「同意」
日本語の方が短いし、言いやすい。
使い方
「先方のコンセンサスは取れてるよな?」
ペンディング
「保留」
日本語の方が短いし、言いやすい。
「ィング」なので、現在進行形かな?と思ったら、止まってました!
使い方
「その件は会議で一旦ペンディングになった。」
コミット/コミットメント
「関係」
ライザップの「結果にコミットする」で、だいぶ住民権を得た気がしますね。
使い方
「今回の件、○○商事はコミットメントしないそうです。」
フィックス
「確定」「決定事項」
既に決まったこと、結果は覆らないことの意味です。
わかりにくい
使い方
「その件は先週フィックスしました。」
クロージング
「締め括り」
英語の"Closing"が語源です。
同じ発音の"Clothing"というのがありますが、こちらは
使い方
「思ったより長引いてるから、今日の会議でクロージングするぞ」
マター
「担当」「案件」など
責任の所在を表すことが多いです。
「ダークマター」は「暗黒物質」なので、ダークマターにおける「マター」は「物質」でしょうが、ビジネスでは違う意味となります。
使い方
「そもそも、この件って誰マターですか?」
シェア
「共有」
アプリの共有機能の名前が「シェア機能」とか「シェア」とか呼ばれてるので、わりと一般化しつつあるかもしれませんね。
使い方
「今回フィックスしたアジェンダをみんなにシェアしといて。」
ナレッジ
「知識や経験をまとめる」
英語のknowledgeから来ています。
これは少しニュアンスが難しく、事業を行っていく中で蓄積されたデータや経験、知識、知見を、今後生かせるように体系化・マニュアル化するような場面で使います。
使い方
「新部門立ち上げてからのお客様からのクレームをナレッジ化しといて」
リスケ(リスケジュール)
「スケジュールを組み直す」
リスケの「リ」は「リサイクル」や「リセット」の「リ」です。
「やり直し」の意味の「リ」です。
なので、リスケ=スケジュール組み直しになります。
使い方
「来週の○○商事とのMTGはリスケになりました。」
オンスケ(オンスケジュール)
「予定通り進んでいる」
スケジュールにオンしている(乗っている)から、軌道に乗っている → 予定通りということです。
使い方
「来週の打ち合わせ、オンスケだからアジェンダ用意しといてね」
マイルストーン
「節目」「到達点」
ボードゲームで使いそうな名前ですが、違います。
一つのプロジェクトを進める中で、「ここまで来たら一段落」みたいな節目ってあるはずです。
1.企画を練って、会議でGOをもらう。
2.商品化前に試作品を作って、また会議で製造に向けたGOをもらう
3.販売前に販促資料や広報活動の用意をする
4.販売開始
この節目がマイルストーンです。
使い方
「まずプロジェクトのマイルストーンを決めていこう」
バジェット
「予算」「経費」
ホームセンターのペットコーナー見るのが好きなんだけど、こんな名前のカエルが居た気がする・・・
使い方
「今回はバジェット不足でそこまでは無理だね・・・」
フィードバック
「反映」
これもわりと住民権を得ている言葉ですね。
使い方
「現場からのフィードバックが重要だから」
マッチポンプ
「自作自演」
火を付けるマッチと、消火するポンプが組み合わさった言葉です。
これは自分で火を起こしておいて、自分で消火活動を行い、さもいち早く火災現場に駆けつけて、さっそうと事件を解決したように自らの手柄を自ら演出する自作自演から来ていると言われています。
使い方
「でも、その企業戦略ってマッチポンプじゃない?」
使うか使わざるかはあなた次第・・・
変な英語使うより、複雑な日本語を巧みに使いこなしている人の方が頭良さそうに見えるけどな!
じゃあな!